用語解説

この教材に出てくる言葉と、製品の説明書や会議でよく出てくる言葉を、非エンジニア向けに短く説明しています。製品名は載せていません。

AIエージェント
目標を伝えると、自分で手順を考え、道具を使い、結果を確かめながら作業を進めるAI。チャットAIが「答える」のに対し、エージェントは「作業を進める」。
チャットAI(生成AI)
質問や依頼に文章で答えるAI。相談・下書き・要約が得意。自分で情報を取りに行ったり、他のシステムを操作したりはしない。
RPA
Robotic Process Automation。人が画面上で行う決まった操作を、そのまま記録して繰り返させる自動化。想定外の画面や例外には弱く、止まる。
AIモデル(頭脳)
文章を読み、考え、次の行動を決めるAIの中核。市販のものを使うのが普通。製品名やバージョンは頻繁に変わるが、この教材で作る「指示書」や「承認ポイント」は変わらない。
道具(ツール・連携)
エージェントがメールを読む、ファイルを開く、システムに入力するなど、実際に手を動かすための接続。製品によって「コネクタ」「連携」「アクション」などと呼ばれる。
指示書(プロンプト・システム指示)
エージェントに渡す、役割・目的・手順・判断基準・出力の形・禁止事項・迷ったときの動きを書いた文書。導入する側が作る、最も大事な部品。
API
Application Programming Interface。システム同士が自動でやりとりするための窓口。「APIがある」=人が画面を操作しなくても、別のプログラム(エージェントなど)から読み書きできる、という意味。
コネクタ
メールやカレンダー、業務システムなどに、エージェントをつなぐためのあらかじめ用意された部品。APIを使いやすく包んだもの。
記憶(コンテキスト・ナレッジ)
エージェントが参照できる過去のやりとりや社内資料。社内マニュアルを読ませて答えさせる仕組みなどが含まれる。
承認ポイント
エージェントが作業を止めて、人の確認を待つ場所。送信・支払い/契約・削除/上書き・公開の直前と、業務の中で人が見るべきと決めた箇所に置く。
全件承認/事後確認
全件承認は、すべての出力を人が確認してから使うこと。事後確認は、エージェントが進めた結果を後から人が見ること。導入直後は全件承認、安定したら一部を事後確認に移す。
ログ(実行履歴)
エージェントが何を読み、何を判断し、何を出力したかの記録。原因調べ、評価、監査への説明に使う。製品の機能に加えて、業務の側でも記録を残す。
最小権限
エージェントに与える権限を、その業務に必要な範囲だけに絞ること。「読むだけ」から始め、書き込みは範囲を限って後から。削除と外部送信は与えない。
専用アカウント
エージェント用に用意したアカウント。個人のアカウントを使い回さないことで、誰(何)が何をしたかを記録で追える。
試作(プロトタイプ)
本番に影響しない場所で、1業務・少量のデータで動かしてみること。「期待する結果(正解表)」を先に作ってから試す。
正解表(期待結果)
試作に使うデータ1件ごとに、人が先に書いた「こうなるべき」という結果。これがないと、もっともらしい出力をついOKにしてしまう。
手直し率
エージェントの出力のうち、人が修正した割合。試作の合格ラインは1〜2割以下。評価の主要な指標の一つ。
ハルシネーション
AIが、事実でないことをもっともらしく出力すること。エージェントでは「推測で情報を補う」形で現れる。禁止事項(推測で補わない)と承認ポイントで備える。
ガイドライン(利用ルール)
社内でAIエージェントを使うときの約束事。入力してよい情報、承認が必要な操作、責任の所在、記録と連絡先、新しい業務への導入手順。A4で1〜2枚が目安。
導入計画書
この教材の各ステップで記入した内容を1枚にまとめたもの。上司への説明、情報システム部門との調整、引き継ぎに使う。

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